私の仕事

私は品質管理の仕事をしています。普段は主に製品の色相補正や、コンタミ(異物)検査、ペレットの外観検査を担当しています。

入社してから半年ほどは、調色作業の担当をしていました。調色とは、元見本に合わせて着色剤の配合を決め、狙い通りに色を合わせる作業のことです。色をつける樹脂によって使う着色材は決められており、また、着色材の特性もそれぞれによって異なります。例えば染料は少量でも色が出ますが、無機顔料だとたくさん入れないと色に影響しないなど、着色材の種類や特性をしっかり把握しておくことが重要です。

調色の元になる見本は一通りではなく、場合によって様々な形をしています。見本の部位や光の当たり方によって、色の見え方が違ったりします。調色に用いる光源も、製品ごとに指定されています。太陽光と蛍光灯では色の見え方が違う(メタメリズム)ので、その製品の用途に適した光源のもとで調色を行います。

このように、色を合わせるのには苦労しますが、自分が考えた配合比率で思うように色が出た時の喜びはとても大きく、やりがいを感じる瞬間です。


現在は色相補正の作業に関わっています。製造課で生産した製品のサンプルを、品質管理課でチェックしています。色相がOKであればそのまま生産へと進めますが、NGになった場合は補正を行い、目標とする色相へと着色材の配合を近づけます。原料のロットや押出機の種類など、条件によって色の出方は変わってくるので、常に均質な製品を作るために、とても重要な作業であるといえます。

部署内の雰囲気は良く、分からないことは上司や先輩に気軽に相談したり、質問することができる環境が整っています。プライベートでも仲が良く、休日もたまに社員同士で遊びに行ったりします。また、市イベントの「泥んこフェスティバル」への参加や、工場主催のビアパーティ等、他部署の人との交流も頻繁にあり、特に製造課の方々とは、日々の業務において関わる機会が多いです。

採用情報